COMMENT
1937年製、オイスターインペリアルです。ケースはオイスターケース初期型に見られるフラットベゼルのもので、 文字盤がより大きく感じます。ぽってりとしたミッドサイズケースに、飛び出した大ぶりのねじ込みリューズが、存在感抜群です。ダイアルはホワイト。レターと“EXTRA PRECISION”表記はブラックのプリントで、インデックスとミニッツレールはアプライドです。針はブルースチールのローザンジュとリーフ、ルミナスのないローザンジュは希少です。機械はスーパーバランステンプの10 1/2リーニュで、ゴールドシャトンにガンギ車の保油装置のロレックスハイエンドキャリバーです。戦前における最も理想的なサイズ感に、小型で高精度なムーブメントを搭載した秀逸なモデルです。
ケースは研磨歴が見られないスーパーミントコンディションです。 プロポーションが良く当て傷が見られません。鏡面のフラットベゼルはエッジが立っています。ダイアルはエイジングにより温かみのあるアイボリーカラーへ変化しています。アプライドのインデックスやミニッツレールは上面に金属の燻が見られますが、元の色味を残し光を反射しています。青焼きの時分針、赤い永久秒針はエイジングによる劣化がなく、色味を完全に保持しています。発色が良く、ヴィンテージウォッチならではの雰囲気がありながらも瑞々しさが感じられる個体です。
戦前のロレックスがこれほどの状態で出てくることは非常に稀です。かつて腕時計が時刻を知る道具だった時代がありました。正確なそれを表示し、防水性に優れているロレックスは、いつの時代も価値のある時計であり、その時々のオーナーが使用し売買してきました。そのため使用感を感じさせない状態のヴィンテージロレックスは、現在希少なものでありコレクター垂涎の的となっています。
BRAND
誰もが認めるキングブランド、ロレックス。現在では想像もつかないような様々な形状のケースデザインやダイアルバリエーションが存在。多彩な表情を持つ古き時代にこそ、アンティークの面白さが詰まっています。
HIGHLIGHT
Applied Minute Rail, Super Mint Condition
BRAND | ROLEX |
MODEL | OYSTER IMPERIAL |
REFERENCE | 2595 |
YEAR | 1939 |
MATERIAL |
Stainless Steel |
WINDING | Manual |
CALIBER | 10 1/2 |
SERIAL | 81+++ |
CASE SIZE | 29.2mm |
BETWEEN LUGS | 15.1mm |
OVERHAULED | Yes |
GUARANTEE | 1 Year |
STRAP | Calf Leather |
BOX and PAPERS | No |